フランス旅行記

フランス（パリ、ディズニーランド・パリ）旅行記
「妻と小１長男のハプニング続きパリ珍道中」
１９９９年３月

３月３０日（火）に成田空港よりエールフランス（２１：４５発）にてフランスへ向け出発しました。

「大変！　厚樹がパリの地下鉄で行方不明に！」
夜も１０時を過ぎ、ディズニーランド・パリに行った帰り地下鉄の駅で厚樹が突然消えた。辺りを探し回ったが姿が見えず、ホテルへ帰ったのかと思い、戻ってみたがそこにもいない。添乗員さんにすぐ連絡を取り、大捜索の開始。
地下鉄の駅へ再度戻って捜索。暫く探していると、アメリカ人の旅行者が声を掛けてきてくれた。
「子供を捜していますか？」（英語で）。そうですと答える。話を聞くと、何でも一人でうろうろしている日本人の子供が居たので、川の向こうで妻が保護している、との事。早速、そのアメリカ人に案内され行ってみると、その人の奥さんが居たが、厚樹は居ない。何でも「さっきまで一緒にいたが、逃げ出してしまった」。あー、何てこと。
そこから、アメリカ人夫婦も一緒になり、辺りの人にも声をかけまくり、実に１００人を超える規模で捜索となった。ｾｰﾇ川を挟んであちらこちらで探してくれている姿が目に入った。

そうこうしてる間に警察からやっと見つかったと連絡が入、りパリ市警へかけ付けると、タクシーの中で余裕の表情でのうのうとアイスクリームを食べている厚樹がそこに居た。パリでタクシードライバーをしている運転手さんが、「お母さん、この子偉いよ、たいしたもんだ。泣いてなかったよ！」って。
よく話しを聞いてみると、客待ちしてたら日本人らしき子供が一人で歩いてて、１２時を過ぎてるのに・・・と思い、
「ぼく一人？」と声をかけてくれた。
「うん、お母さんとはぐれた」と言うから、厚樹を乗せホテル迄送ってあげようとしたらしいが、厚樹はホテルの名前を覚えてなかったので、警察に連れてきてくれた上、アイスクリームまで買ってくれたのだった。

ここで、無事再会となったわけですが、最初にｱﾒﾘｶ人夫婦に保護された時に逃げ出した理由として、旅行に行く前に迷子になるのを恐れて、厚樹に脅しをいれておいたことが裏目となった。とういうのも、「知らない人に付いていくと、日本人の子供の内臓は高く売れるので。取られてしまう」と吹き込んでいたのだ。厚樹はてっきりそのｱﾒﾘｶ人に内臓を取られては困ると思い逃げ出したようだ。

しかし、警察に２回も保護されかかったのに、２回とも逃走し２回目では警察のミニバスからも逃げ出した。６才の子供に２回もまかれてしまうパリの警察は一体何なんだ？！

「空港で交通事故？！　関節が外れてしまった」
日本に帰る日のドゴール空港で荷物を持って待っていると、厚樹が突然カートを押して猛スピードで体当たりしてきた。走ってきたので、止まりきれなかったらしい。交通事故発生、床に投げだされ当たった膝の関節がなんと外れてしまったではないか。（元々、関節が外れやすい）
何とか、自分で膝の関節を元通りにしたが、肩から下げていたカメラとビデオカメラが床に激突しビデオカメラは破損（修理代５万円也）してしまった。

「厚樹が電車のホームから転落！」
ハプニング３：ようやく成田へたどりつき、ディズニーランド・パリの余韻もあって、来たついでに東京ディズニーランド立ち寄ろうと向かったのですが、ちょうど春休みの真っ只中、あまりの多さに入場制限の出る始末。やはり日本は違うなと思い、一路引き上げることに。で、京葉線にのり東京駅へ向かい、東京駅のホームを歩いていた時のこと。ゲームボーイをしながらホームの端の方を歩いていたのが、まずかった。又もや厚樹が突然消えた。見ると、線路に仰向けになって転落しているではないか！
すぐさま、周りの人に声を掛けた。ちょうど若い会社員の人が居て、ホームに這いつくばって、手を持って引張りあげてくれた。ちゃっかり、落としたゲームボーイも拾って無事生還。あの過密ダイヤで走っている線路。数分の差で電車が着ていたかもと思うと、ぞっとします。

	エッフェル塔の近くで		非常に口達者な絵描き？厚樹が気に入り擦り寄っていき、ついには絵を書いてもらうはめに (書いて貰った絵にリンク　20KB)
	凱旋門		パリ市内でゲームボーイに興じる厚樹とイタリアの女の子。ゲームボーイが取り持つ縁？これで、言葉も通じないのにお友達になった。
	セーヌ河をバックに

フランスは日本とくらべ、とにかく日が長い。夜も１０時だというのにまだ薄暗い程度、時間間隔がズレてしまう。

ディズニーランド・パリはイースターで混み合っていた。ちょうど、日本のゴールデンウイークのようなものらしい。周辺の国から観光客が押し寄せていた。
普段は殆ど混まないようだが、行った日が悪かった。でも、さすがに日本人には会わなかった。

	眠れる森の美女でお馴染みのお城の前で		ホーンテッドマンション前に居た骸骨と記念写真をパチリ。雑誌”ディズニーＦＡＮ”に載った写真だよ。
	ディズニーランド・パリの正面ゲート